暑い夏の朝は、冷蔵庫で冷やした一杯の麦茶で目覚める。
毎朝使う、ピンと音を立てて、
割れてしまいそうに薄いクリスタルのグラスは、
その冷たさを一層引き出してくれて、
気持ちをすっと引き締めてくれる。
ある朝、それを洗い忘れてしまい、
湯のみ茶碗を使おうとしたとたん、ふとひらめいて、
みそ汁のお椀を使ってみることにした。
注いでみると、麦茶のキンとした冷たさを器の木が取り込んで、
身体に優しい温度になっている。
飲んでみると、味が違う。
麦茶の味がする。
使う器で味が変わる。
面白いなって思った。
2 件のコメント:
漆器の唇に触れた時の感じはやはり有機的な温かみを感じますね。
私は熱いエスプレッソをガラスのコップで飲むのがなぜか好きです。妻には器が違うって怒られますが・・・(^^;
あ、それ私もやってます。
ガラスの分厚い耐熱のコップに、ティーバッグを入れて・・・(笑)。
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