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2012/05/30

ボストン美術館展/Japanese Masterpieces from the Museum of Fine Arts, Boston







上野で開催されている、ボストン美術館展へと行ってきました。


私はテレビを殆ど見ないので知りませんでしたが、
NHKの番組でそうとう力を入れていたんですね〜。



ごっちゃまぜ、まがい物が反乱する世の中で、
本当は自分は、そういうものを目にするのがあまり好きでないのだなと、
久々に本物を見て、心がすっと整い落ち着くのを感じました。



その道一筋の達人たちが人生をかけて作ったもの。

茶道のたたずまいにも通じるような、
一本の気の通ったような美術品の数々でした。


私が目を奪われたのは、仏像絵画と彫刻、そしてふすま絵でした。





如意輪観音菩薩像




騎龍弁天




特に仏像彫刻は、ついこの間までいたインド文化の影響を感じ、
興味深かったです。

例えば衣をよく見たら、お坊さんが身につけている
ドーティをもう少し芸術的にしたまでのこと。

お坊さんはドーティの上に腰布を巻きますが、まさにそのスタイル。




弥勒菩薩立像



菩薩立像




そういう眼で見ていたら、だんだん仏像が、
人の姿をとった生身の僧侶に見えてきてしまい、
見ているだけだと失礼にあたると感じて、思わず手を合わせていました。



確か学術的には、頭丁部分が上に盛り上がっているのは、
髪型のためではなく、そういった神様たちの頭部が盛り上がるという、
身体的な特徴だと聞いた事があります。

でも、インドのお坊さんは髪が長いので、上に上げている人もいるので、
それと見間違えてしまいそうです。




そして今回、中谷美紀さんの音声ガイドとは、なかなかやるではないですか。

ではついでに、暗くて静かで涼しく雰囲気が良い、仏像彫刻の間に、
シタールの音楽でも流してくれないかしら、
とそんなことを考えていました。




例えばこんな曲を。









フェノロサと親交のあった岡倉天心は、インドの詩人タゴールや
宗教的指導者 スワミ ヴィヴェーカーナンダとも親交がありました。

この方の彫像も、実物を忠実に映し出していそうで、
頑固一徹そうな感じで、味があってよかったです。
台座に乗っていたので、目の高さよりも大きかったです。










そして、今回のために特別に、
ふすまから外された状態のままだった絵を表装し直したという、
曽我蕭白の雲龍図」が圧巻でした。








ちょっと浮世絵のような、現代の漫画にも通じるようでもあり。

なんというか、岡本太郎もびっくりなのでは?

渋谷駅の井の頭線構内の所にイミテーションを飾ったら、
元気のない日本のためにも良いのではないでしょうか・・・。




今更ながら、日本文化って質が高いって、なんかエネルギーを貰っちゃいますよ。



でもこの屏風画。
残念ながら8枚中胴体部分の4枚はないということでした。
見つかると良いですね。


(それでも20mくらいありそうでしたけど)





あと、やっぱりさすがだな〜〜〜と思ったのは、尾形光琳で


松島図屏風が大胆で粋なデザインで、改めて京都人の美意識の高さに感心しました。
波のたまゆらが、聴こえてきそう。





どの作品にも都市的な感覚と意匠があふれている





とはwikipediaによるものですが、納得です。





展示物が多く、この見応えのある大作は階段を挟んだ2番目の部屋なので、
体力のない方は途中は飛ばした方が懸命です。



この展覧会、10日までですがお勧めです。
(午前中は、30分待ちでものすごく混んでいました)


私も、もう一度見たいくらいです。






Tokyo National Museum  Special exhibition / Ueno Park at Tokyo


Japanese Masterpieces from the Museum of Fine Arts, Boston








2012/05/16

薬用植物園






緑の美しい季節になりましたね。




薬用植物園には、ハーブのようなものの他に、
絶滅危機品種と毒性の植物が植わっているようで、
「なんじゃもんじゃ」は、
絶滅の方に含まれてるみたいでした。




準絶滅危機品種の白のシラン(シロバナシラン)だそうです。




でも、毒性の植物も美しいのですよね。

ご存知、スズラン。




昔、5月のメーデー(1日)にパリに滞在した事があって、
街中、白のマロニエと
ピンクのライラックがきれいでした。

そしてこの日、街中でスズランが売られていました。
愛する人やお世話になっている人に、
あげる習慣があるのだとか。

香りがほんのり良いのですよね。
香水もあるくらいだから。


その旅も母と一緒でした(笑)。





あと、毒性の植物の仲間としては、
好まれてよく植えられている、
クリスマスローズやクレマチス。

樹木では、ヤツデや馬酔木にハゼノキとか。



その他には、二重の柵のうちに植えられている、
今、花盛りの芥子の花とか。。。



写してはいけませんとは、書いてなかったですけど、
なんだか毒々しいな〜。

なぜ、ここまでお金をかけて植えているのか、
「謎」でした。






最後にお口直しに、ヒマラヤの青い芥子の花です。







広い園内ではないのですが、玉川上水縁にあるので、
武蔵野の雑木林の木漏れ日がきれいでした。







なんだか、あまり面白くない日記になってしまいました。

おそまつさまでした。





2012/05/14

なんじゃもんじゃ



我が実家がこの沿線に移り住んで(私は途中、あちこちに住んだけど)30年。


「なんじゃもんじゃが咲いてるんですって」

という母と共に、初めて『東京都薬用植物園』へと脚を運んでみました。
芥子の花で有名な植物園です。



縁のちょっと奥に、そんな大きくはなかったですが、
なんじゃもんじゃの木が見えました。







遠くから見ると栗の花が咲いているように見えるのですが、
これは、栗とは違って、
柔らかい香りがほんのりします。

花びらは母曰く、ちゃんと5弁だそうです。







ヒトツバタゴ(Chionanths retusus)

日本では絶滅の危機に瀕しているそうで、
ネットでは、岐阜県恵那市近郊の木曽川流や、
木曽三川公園で咲いている写真を見付けました。









思いつきで/蕎麦でパスタ料理








一人暮らしをしているので、どうしても麺を食べる事が多くなってしまう。


これは本当は、スパゲティで作ろうと思って作り始めたのだけど、
先日買った乾麺の蕎麦が平打ちだったので、
茹で時間5分だしと急遽変更。


ごま油ですべてを炒める。

小松菜
トマト
(軽く塩で隠し味)
フ○ッコのごま昆布

そして、蕎麦



んんん、なんだかすごく美味しい。



お箸で食した。


盛りつけがなんか偏ってますが・・・。


2012/05/11

すごい・・・






たまたま、ほんとに今、たまたま見付けてしまった。

今はバンドは解散しているらしいけど、なかしまさんは当時17歳の高校生。

リズムの乗りと迫力に圧倒されちゃいました。

こっちの映像も迫力あるぅ。。。








2012/05/07

もしもまた会えたなら・・・











人の気持ちってほんとうにどうしようもない。

始めから、二度と会えないと分かってるのに、
仲良くなってしまったり、叶えられない願いを持ったり。

それでもこうして、写真の中であなたたちに会える。

あのインドの片隅の、夕暮れ時の一瞬の出会いを、
いつまでもこうして、心のうちに残しておくことが出来る。

あなたたちも、私のこと、覚えてくれているかな。
覚えてくれていると良いな。


あれから2ヶ月。
インドの学校は今は夏休み。
彼女らは、あの頃よりももっと気温の上がった日々を、
同じ様に元気いっぱい過ごしていることだろう。


もしもまた、あの場所に行けたらきっと、
彼女らを思いっきり、抱きしめてしまうんだろうなあ。


I wish  I meet you again.








Kumbakonam, Tamil nadu in India







2012/05/05

私の趣味はフラワーアレンジメント/スーパームーンなど







確か私のプロフィールに、趣味はフラワーアレンジ、
とか書いてあったのかもしれないのですが、
滅多に生けないんです。

でも昨日、とあるところで、楽しく久しぶりに生けさせてもらったので、
記念に載せておきます。







何でもそうなのですけど、
楽しく生けられる時には、あっという間に出来ちゃうのが不思議。


百合と言えば、私の記憶では夏目漱石の「それから」。

雨の降る日、主人公の二人は、
百合の花の香りの満る部屋で、世間から切り離されるという下り。
(手元に本がないので記憶とネット検索が頼り)

小説なのに、百合の香りと共に、その場面が記憶されたという、
小説家の見事な演出技法。


まだその季節にはなっていないのだけれど、
ふとそれを思いだしました。



そういえば明日は満月ですね?
今宵は月がとてもきれいでした。
なんだか、今夜から明日にかけての月は、スーパームーンだそうで、
月の接近により、いつもよりも14%大きいのだとか。


そして今夜、日本の原発が一時的にせよ、一斉に停止したんですよね。







2012/05/04

虹が・・・





友だちとスカイプしていたら、
雨上がりの空、窓の外、目に入ってきた、二重に大きな弧を描く虹。


「わ〜〜〜、虹だ」


と慌てて、裸足でベランダへ出て、写真撮りました。




今日は、昼すぎ頃から天候が怪しくなり、雷が鳴っていたので、
予定していたことを中止して、家にいたのです。


窓を開けると、雨で冷えた空気が部屋を満たし、
虹をみたうれしさと相まって、清々しい気持ちでいっぱいになりました。


虹を見るのは、2011年4月23日に見て以来。

その日は出先で見たのですが、
地元に住む母も見たと言っていたので、
本当に大きな虹だったようです。



今日ももちろん電話したら、ちゃんと見てました。

そして、スカイプしている遠方の友だちにも、
もちろん、画面を通して見せてあげました。

ちゃんと見えるって。

幸せのお裾分け。


なにか良いことの起きる、前兆となります様に。