私はインドの高原の街、バンガロールがとても好き。
初めて行った頃は、まだ、車が極端に少なく、
たまに思いついたように、黄色いオートリキシャや、
車が走り抜けていくのを眺めていた。
どこまでも続いているのかと思われる、
もくもくの木立が連なり、
木々の間に、古いイギリス風の建物が、品よく建っていて、
木の葉の間から差し込む光が、建物に陰影を作っていた。
高原からの風は、からっと乾いていた。
こんなに素敵な街が、この地球上に存在していたのか、
この地に立てた自分に感謝した。
今のバンガロールは渋滞がすごすぎて、
どこに行くにも時間が掛かる。
イギリス風の建物は少なくなり、あるいは、目立たなくなり、
近代的なモールやショッピングセンターが、
立ち並ぶようになった。
もくもくだった木は、道路整備や建物を建設するため、
次々と伐採されて行った。
木々が減って、暑いインドの空気が、辛くなってきた。
メインロードなのに、ブーゲンビリアの緑道が美しかった、MGロードには、
道を覆うように、今は建設中の鉄道の高架橋が幅を利かせている。
酷い風景だ。
そんなバンガロールをずっと写している人がいる。
全然知らない人だけど、
このブログを見つけた時に、感謝した。
この写真は、昔のまんまだなって思った。
どうやら、マーケットの写真のようだ。
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