さっき、使い捨てないエコカイロ、という記事の見出しを読んだら、
ふと思い出した。
高校生の頃、ハクキンカイロを使っていたということを。
(しっかり年齢ばれますね)
ちょっとライターを大きくしたような姿で、ステンレス製。
毎朝、登校前に燃料のベンジンを詰め、芯の長さを調節して、
マッチで点火し、シルバーに光る蓋をパチンと閉め、
えんじ色の袋に詰め、制服のポッケに入れて、自転車で登校する。
学校は名古屋の郊外にあり、名古屋は知る人ぞ知る、寒冷地なのだ。
(多摩地区よりは温かいかも)
おまけに学校は吹きっさらしの丘の上にあり、
カイロなしの生活は考えられない。
その頃からマメでない私だったけれど、
カイロを準備する作業が妙に好きだった。
微調節をして、カイロを点火するというのが好きだったのだと思う。
カイロはきちんと管理してあげると、とてもいい感じで働いてくれる。
使い捨てカイロのように、すぐには温かくならないけれど、
一旦温まり出すと、やけどしない程度に熱くなる。
今でも発売しているのだろうかと、探すと、
愛され続けて80年と書いたホームページを見つけた。
それにしてもずっと、白金カイロだと思っていたよ。
何種類もあるみたいだけど、昔と同じのはなさそう。
ちょっと買ってみたい衝動に駆られてしまった。
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