インドに3ヶ月くらい滞在した事があった。
その時、向かいに住んでいた、インド系のシンガポール人の女性は、
夕方になると、ドアーの外に、小さな素焼きの器にオイルを入れた、
ランプを灯していた。
それは、ちょうど皆が寝静まる頃に消えるくらいの、
小さいものだった。
その小さな習慣が、自分がインドという、
日本とは異なる文化の国に住んでいるという、
実感を伴わせてくれていた。
そのオイルランプが灯されているあたりは、
夕闇に包まれる、ということばがぴったりだった。
光をインドではジョーティという。
それは神様に祈りを捧げる時にも使われていて、
人のハートの内に宿る光の例えでもある。
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